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未経験者からフリーライセンス初心者になろう

 このページでは、未経験者から「曲がりなりにも会話が出来ること」を目標にしています。
 内容としてはコールサインを決める、無線機の購入、申請、ワッチ、会話の練習、電波を出すの5段階です。フリーライセンス無線には免許が存在しないので、アマチュア無線とはやや異なります。

コールサインを決める

 フリーライセンス無線ではコールサインを自分で決めることが出来ます。決まりがありませんが、「聞いただけでフリーライセンス無線家だ!」と識別できるようにある程度の規則性をもって決めることが慣例です。なぜなら、業務で利用している人と紛らわしいからです。基本的には「地名+アルファベット1~2文字+数字2~3桁」で決めている人が多いようです。
 コールサインを決めるときには「思いついたコールサインを他の人が使っていないかどうか?」をググって確認してみましょう。勿論同じコールサインを使うとかなり面倒なことになります。

購入・申請

3.無線機、アンテナ…を購入する。

 まずは無線機を購入しましょう。何を選んでもよいのですが、無線機によって出来ることや出来ないこと、必要な装備が変わってきます。別のページを参照して、あるいは質問しながら選ぶとよいでしょう。

4.登録料を払う(デジタル簡易無線)

 デジタル簡易無線(登録局)については、初回の数千円と年数百円の利用料を支払う必要があります。お金を払って申請すると、数週間で登録状が届きます。

5.免許状が届いたら。
おめでとうございます。これで電波を出せます。登録状は大切に保管しておきましょう。コピーをしたり写メったりしておくと職質の際に役立ちます。

会話の練習

1.会話に細かい規制は無い

 フリーライセンス無線の会話には基本的にルールがありません。ぱっと思いつく限りでは「わいせつな通信が出来ない」ぐらいです。そのため、アマチュア無線と違ってどんな順番で何を話しても自由ですが、「要領の良い会話」はある程度決まってきます。アマチュア無線と同じく最初はテンプレートで会話をするとよいのではないでしょうか?

2.テンプレートの例

とうきょうSA65: CQ CQ CQ こちらはとうきょうSA65、とうきょう シエラ アルファ 65です。受信します。
きょうとGK456: とうきょうSA65 こちらは きょうとGK456、きょうと ゴルフ キロ 456 どうぞ。
とうきょうSA65: きょうとGK456了解しました、こちら東京都高尾山からメリット5です。どうぞ。
きょうとGK456: 東京都高尾山からメリット5了解しました、こちらは京都府高野山山頂から59、ファイブナインです、どうぞ。
とうきょうSA65: 高野山山頂から59了解しました。今後ともよろしくお願いします。
きょうとGK456: こちらこそありがとうございました。またよろしくお願いします。それでは失礼します。73。
とうきょうSA65: ありがとうございました。73。

3.会話の例

 文字だけでは分かりにくいので、はこだてGT44局の動画を紹介します。上記のテンプレートと同じ部分もあれば異なる部分もあることが分かります。

聞く練習

0.無線機の電源を入れる前に

 少しでも良いので周囲に目を向けてください。「隣人の家から最近『ザーザー』という大きな音と意味不明な声が聞こえてきた」らどう感じますか?普通に迷惑ですよね?場合によっては怒鳴り込まれても不思議ではありません。公共の施設なら猶更です。
 現実にこのような行為が原因で苦情が発生し、「無線禁止」になった場所が少なからずあります。礼節を欠く行為は自分に跳ね返ってくるのです。

1.聞く練習は必須

 フリーライセンス無線はお世辞にも「聞き取りやすい」とは言えません。電話やTV、ラジオと比べて音質が悪くなります。しかも人によって速かったり遅かったりするので、予め聞く練習をしておかないとパニックになります。アマチュア無線と比べても出力が小さいため、聞き取りが一層難しくなることもあります。

2.聞く練習をする。

 聞く練習はラジオと一緒です。無線機のチャンネルを合わせると聞こえてきます。とはいえなかなか聞こえてこないかもしれません。
 よく使われるチャンネルとしては「デジタル簡易無線:15ch(呼び出しチャンネル)」「特小:L3ch」「デジタル小電力コミュニティ無線:18ch」「CB無線:8ch」などがあります。

3.フリーライセンス無線はロケが大事

 フリーライセンス無線は出力が小さいので「ノイズが多い場所」や「周囲に障害物が多い場所」が非常に苦手です。基本的には「相手が見える場所」で運用することが重要になってきます。そのため「見晴らしがよい山頂、展望台、マンションの屋上」などが良く使われているようです。ベストな場所は「見晴らしがよくて人がいない場所」ですが、そのような場所は非常に少ないです。いい場所を探してみましょう。

4.秘話コードを設定する(デジタル簡易無線)

 デジタル簡易無線にはスクランブルをかけて第三者が会話を傍受できないようにする機能があります。その時には「共通の数字」が解読する鍵になり、これを秘話コードといいます。フリーライセンス無線では「27144」が秘話コードとして使われています。
 秘話コードをかけると、かけていない人と通信が出来なくなります(かけていない人には“モガモガモガ”と聞こえます)そのため、15chの呼び出しで「秘話コードを使うかどうか」を予め伝えておきましょう。
 秘話コードを使うかどうかは地域により大きく異なるようです。「秘話コードの設定・解除」は多少の手間がかかるので、自分と違う設定をしている人には応答しにくいです。そのため、 秘話コードを使う地域では使う方が、使わない地域では使わない方が応答率が上がるので、どちらの地域かワッチして見極めましょう。

電波を出す

0.電波を出す前に

 少しでも良いので周囲に目を向けてください。「金属製の鋭利な長い棒を持った人間が、いきなり意味不明なことを大声で怒鳴り始めた。話し終えたと思ったら物凄い雑音と意味不明な言葉が聞こえてきた」らどう感じますか?多分「不審者」と思うでしょうし、それなりに無線を知っている人でも「迷惑な存在だ。消えてくれないかな」と感じるでしょう。
 現実にこのような行為が原因で苦情が発生し、「無線禁止」になった場所が少なからずあります。周囲に迷惑をかけたツケは無線家が連帯責任を負うことになるのです。

1.どこで出す?その1

 特に決まったチャンネルはありません。マナー的な意味では、呼び出しチャンネルで呼び出し以外の会話(例:雑談)をしないように気を付けましょう。

2.どこで出す?その2

 電波を出すときにはある程度聞いている人が多そうな周波数を狙うとよいでしょう。呼び出しチャンネルの周辺は聞いている人が多いと思います。はこだてGT44局の動画ではデジ簡14chを使っています。

3.最初は他の人の会話に参加するのが無難

 最初はまごついて慣れないので、他の人の会話に参加するのが無難だと思います。

きょうとGK456: こちらこそありがとうございました。またよろしくお願いします。それでは失礼します。73。
とうきょうSA65: ありがとうございました。73。他にお聞きの方はいますか?こちらはとうきょうSA65。受信します。どうぞ。
なごやXY789: とうきょうSA65 こちらは なごやXY789 なごや エックスレイ ヤンキー 789 どうぞ。
とうきょうSA65: なごやXY789了解しました。

4.ワッチ&確認の電波を出す。

 慣れてきたらこちらから会話を始めたいと思うこともあるかもしれません。「このチャンネルを使いたい」と思った時にいきなり電波を出すのは避けるべきです。他の人が使っている場合があります。まずは数分間聞いて他の会話が無いことを確認し、その上で確認の電波を出します。例えば「チャンネルの確認をします。混信妨害はありませんか?こちらはとうきょうSA65です」のように言いましょう。使用中であれば返事がきます。
 ちなみに「キャリアセンスがあるから、確認せずに出しても問題ないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、キャリアセンスは相手の電波が弱い(だけど聞こえる)場合には発動しません。もちろん会話の合間には働きません。そのため、耳で確認する方が良いでしょう。

5.不特定多数を呼び出す。

 使うチャンネルが決まったら、“CQ”という言葉を使って不特定多数を呼び出します。例えば以下の通りです。

 とうきょうSA65: CQ CQ CQ こちらはとうきょうSA65、とうきょう シエラ アルファ 65です。受信します。

 不特定多数を呼び出すと、誰が応答するか分かりません。「聞こえにくい局」や「速い局」もいます。聞き取れなければ「どなたか呼びましたか?こちらはとうきょうSA65」と確認をするとよいでしょう。

6.呼び出しチャンネルを使う。

 デジ簡15チャンネル、デジコミ18チャンネルは「呼び出しチャンネル」と言います。名前の通り会話する相手を募集するためのチャンネルとして想定されています(法令上の根拠はありませんが、デジ簡15chでは普段使いしにくいように多少の制約があります)そのため、「呼び出しチャンネルで呼び出し以外の会話(例:雑談)をすること」や「短時間に何度もCQを出すこと」は避けましょう。

 呼び出しチャンネルを聞いていれば交信相手が見つかるため、多くの人が呼び出しチャンネルを聞いています。そのため、「呼び出しチャンネルで相手を募集して、他のチャンネルに移動する」ことがよくあります。例えば「次回14チャンネルで再度コールします」と言えば「14MHzで改めてCQを出します。交信したい方はそのCQに応答してください」の意味です。
 
 呼び出しチャンネルの使い方は「呼び出しチャンネルで相手を募集して、空いているチャンネルに移動する」「空いているチャンネルを確保して、呼び出しチャンネルで相手を募集、確保したチャンネルに移動して再度CQを出す」のどちらかです。「利用者が少なく、混信妨害が起きにくい地方」では前者が、「利用者が多く、混信妨害が起きやすい都市部」では後者がよく使われています。

 イメージしにくい方は先に記載したはこだてGT44局の動画を参照するとよいでしょう。「14chで周波数を確保→15ch(呼び出しチャンネル)で相手を募集→15chに移動して再び相手を募集」を三段階でCQを出していることが分かります。

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column/beginner-narou-freelisence.txt · 最終更新: 2019/12/14 07:36 by vdg_ham6